エディックス

tdr2502009-10-25

 というわけで見つけた89万円のエディックス、同じ値段で白と青の2台を発見。白は後付けオーディオ付き1.7L、青はETC付き2.0L。どちらもカーナビはないけど、もはや贅沢を言ってられる状況でもなく、走行距離が4万を越えていてちょっと気になりつつも青を有力候補に。でも、即決せず、頭を一旦冷やすことにしました。

 緊急家族会議。
「軽の中古はやっぱり割高。」
エディックスは一度乗ってみたかった。うちのような3人家族向きだし。」
「やっぱスキー行きたいし、エクストレイルは?」
「レガシーは変わっちゃったしなぁ。」
「今度はVOLVOに乗ってみたかった。299万円からあるらしいし。」
シトロエンピカソって、オープンカー以上に空が見えて面白いぞ。」
「でも、またローンを組むのはなぁ...」
「レンタカーで間に合わせるのはないよなぁ...」
とりあえず、日産→ボルボシトロエンと回ってみることに。

まず日産。カジュアルな雰囲気のお店に、お目当てのエクストレイルは無く、「いや、まだ見ているだけなので」とごまかしながらも、ご丁寧に店員さんがご案内くださる。
チビは、あれやこれやと座らせてもらい、喜んでいる。
「カタログはいかがですか」と言われると、チビが片っ端から集める。
恥ずかしくなってきたので、そそくさと退散。
「やっぱ新車は高いなぁ...」

次はボルボ。高いというイメージの外車だけど「V50が299万円から」という新聞広告の記憶を頼りに、期待満々で踏み入れる。
さすが、外車のディーラー。入口にはあこがれのオープンカーのC70、踏み入れると店員全員がおじぎしてくれる。「いやー、そんな大層なお客様ではないんですけど」と言いたくなる雰囲気。
お金がないことと緊急事態であることを悟られないように、徐々に299万円のクルマに近づいていく。
シンプルながら高級感があり、格安モデルには見えない。けど、やはり格安ではない。299万円は一切オプション無しの価格で、その仕様は在庫が無く、注文して初めて輸入してくるもの。標準在庫があるのはキセノンヘッドライトなどのオプションが付いたものだそうな。あれ?どっちがオプションなの?
「ご試乗はいかがですか?」とキーを渡される。店員が同乗することなく、家族3人だけで一周ドライブ。このまま乗って帰ってしまいたい気分...
けど、作ってくれた見積もりを見て、現実に引き戻される。
「やっぱ外車は高いなぁ...」

次はシトロエン。ここは小さなディーラーだけど、先客は、さすが外車を選びに来たと思われる上品な子供と親の家族。C5あたりの説明を聞かれている。
お目当てのピカソは、契約が決まった中古車しかなく、そーっと拝見させてもらう。ピカソも割りとお手頃な価格設定とアヴァンシアからだと大差ない大きさだという予備知識があったのだけれど、目の前にしてみると大きい。ほんの数cmしか変わらないはずだが、高さがあるので、これは実家付近での取り回しで泣きを見るに違いない。
「やっぱ外車はでかくて高いなぁ...」

こりゃぁ、理想のクルマ選びは、3年ぐらいかけて資金計画を組んでからにするとして、それまでに乗り潰しても良い覚悟にするか、ということで、再びエディックスに戻ることに。

ヴァンシアが270万円ほどで8年近くで乗り潰したので、年間30万円弱。(実際の支払いは下取り車があったので220万円ほど。)
そう考えると、エディックス89万円を3年で乗り潰したとしても、大差ないじゃん、という正しいような間違っているような計算で納得したのでした。

で、元の中古車屋に舞い戻り、
「この青のエディックスを検討しているんですが、試乗できます?」
「車検が切れているんで、駐車場の中だけで良ろしければ...」
そうかぁ、考えてみれば当たり前のことに気がつかなかったのでした。
すっかり暗い駐車場で、ちょっと前進・バック・車庫入れ。
後方視界の悪さが気になるものの、今までよりも短いんだし大丈夫だろうと決めたのでした。

以上のことをたった1日間で即決。これほどの大金の衝動買いをしたことは、今までにございません。おかげでクルマが無い生活は、5日間だけで済みました。月末なのに車検切れの中古車を速攻で納車してくれたディーラーに感謝です。