HDR-TG5Vの実力

 さて、実践投入したHDR-TG5V
 ソニー SONY デジタルハイビジョンハンディカム TG5V シルバー HDR-TG5V/S
ですが、なかなか優れものと感心するところもあれば、やはりこんなもんなのね、と思うところもあるわけで...

GPS
 これは、さすが便利です。電波が拾えれば...

 こちらの写真群は、ほとんどがHDR-TG5Vが付けてくれたgeotag付きです。一度、GPSを拾ってあれば、電源を切っていてもGPSだけは生きているようで、空が見えながら移動した後は、電源ONですぐ現在地を拾ってくれます。
 けど、室内で電源ONしたら、電波が拾えないのでアウト。直前の位置を書き込んでくれたら、という気もしますが、乗り物で移動したら、電波が拾えないままで移動することになるので、正しい位置を書き込めず、かえって都合が悪くなるわけで...むずかしいです。
 ちなみに、現在地が拾えないまま移動してしまって電源ONすると、現在地がわかるまでがもどかしいときが、多々ありました。しゃぁないといえばしゃぁないのですが...

時刻補正
 GPSの情報を使って自動的に時刻補正をしてくれる機能があります。こりゃ海外旅行で便利だわ、と思っていたら、サマータイムを適用するかは自動でないので、はまりました。ドイツに行ったときは、サマータイムだったので、1時間ずれたまま記録されてしまった次第です...

 ちなみに、ドイツの旅行記は、こちらをどうぞ。

画質
 さすがハイビジョン、8mmビデオとはまったく違うわ...と隔世の感なのですが、静止画はそれなりです。そりゃぁビデオカメラにデジタルスチルカメラ並みの画質を求めるのは酷と思いますが、明らかにダイナミックレンジが狭い、すなわち簡単に黒つぶれや白とびしてしまいます。


 しかも、動画をとりながら静止画を撮った場合は、画素数が少ないものの暗いところでもそれなりに増感して明るく撮れるのですが、静止画のみを撮った場合は暗いまま。暗いところで撮るとき、この差はなかなか辛いものがあります。(おかげで、動画を撮りながら静止画を撮る、というテクニックを覚えました。)

というわけで、旅のお供のメモ代わりならこれ1台で十分ですが、きれいに写真も残したいというのであれば、専用機もお供させたほうがよさそうでありますです。